2016-01-01から1年間の記事一覧

日記文学研究誌第19号

日記文学会の機関誌「日記文学研究誌」第19号の締切は来年の1月末日です。会員のみなさまには奮ってご投稿くださいますようお願いいたします。投稿規定の詳細はホームページの会則をご覧ください。 http://www.geocities.jp/nikikenkyu/kaisoku.html バック…

12月17日(土)第71回大会について

早稲田大学中央図書館25周年記念講演会「私と図書館」で綿矢りさ氏も言及したキャンパス16号館。 いよいよ明後日となりました。 再掲します。来聴歓迎です。 第71回大会 2016年12月17日(土) 会場:早稲田大学 早稲田キャンパス16号館 運営委員会 13:00~1…

12月17日(土)第71回大会要旨➁

阿仏尼の表現方法に関する一考察―『十六夜日記』路次の記を中心に― 長崎大学大学院 坂井伸子 『竹取物語』をはじめとして、古来日本には、「月」をモチーフにした多くの文学作品がある。「月は、文学と深い関係にある。これは、古く太陰暦を使用していたこと…

12月17日(土)第71回大会要旨①

12月17日(土)の第71回大会研究発表会の要旨を掲載します。来聴歓迎です。 『蜻蛉日記』師尹五十賀屏風攷 早稲田大学大学院 荒井洋樹 『蜻蛉日記』中巻、安和二年八月条に、「小一条の左大臣」の算賀屏風の記事が存する。「小一条の左大臣」すなわち藤原師…

12月17日(土)第71回大会について

12月17日(土)第71回大会のラインアップが決まりました。 運営委員会 13:00~14:00(16号館610教室) 研究発表会 14:30~17:00(16号館308教室) 『蜻蛉日記』師尹五十賀屏風攷 早稲田大学大学院 荒井洋樹 阿仏尼の表現方法に関する一考察 ―『十六夜日…

知の遺産シリーズ③『更級日記の新世界』

知の遺産シリーズ③福家俊幸・和田律子・久下裕利編『更級日記の新世界』(武蔵野書院・2016年10月) 文学史上の『更級日記』/福家俊幸 『更級日記』の「上洛の記」─『伊勢物語』東下りとの比較を通して/高野晴代 孝標女の継母と姉─「物語」、「宮仕へ」へ─…

次回大会について

次回の日記文学会大会は12月17日(土)午後に開催(早稲田大学早稲田キャンパス16号館)します。通常の研究発表会の予定です。会員の皆様にはあらためてご案内を差し上げますが、11月中旬ごろを締切に発表の受付をいたしますので、ぜひ今からご準備いただき…

明日、学習院女子大学にて「シンポジウム「世界文学における更級日記」」

学習院女子大学で行われる「日本研究の現在(いま)」の第二部「世界文学の中の日本文学」がいよいよ明日開催されます。詳細は ⇓ の記事をご覧ください。「シンポジウム「世界文学における更級日記:新訳の国際的評価をめぐって」は午後13時10分からです。ぜ…

10月1日(土)2日(日)国際研究集会「日本研究の現在(いま)」(学習院女子大学)

学習院女子大学で10月1日(土)2日(日)に、国際研究集会「日本研究の現在(いま)」が開催されます。1日は「日本史研究のコンテクスト」2日は「世界文学としての日本文学」です。2日の午後には「世界文学における更級日記:新訳の国際的評価をめぐって」と…

歴史物語研究会・東京例会(明日)

歴史物語研究会・2016年9月例会・東京例会 ミニシンポジウム:「藤原頼通時代の政治と文化」日時: 2016年9月3日(土)14:00~場所: 明治大学駿河台キャンパス 研究棟第2会議室 発表者及び題目成蹊大学 土居奈生子氏「〈大宮〉考―昌子内親王の場合―」ミ…

近代日本の日記文化と自己表象 ―人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか―

学際シンポジウム 近代日本の日記文化と自己表象 ―人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか― 2016年9月17日(土)、18日(日) 明治学院大学白金校舎、本館10階大会議室 詳細は以下の笠間書院のページをご覧ください。 http://kasamashoin.jp/2016/08/…

シンポジウム「藤原頼通時代と文化世界」

8月20日(土)のシンポジウムも無事終わりました。朝からの大雨でどうなるかと思っていましたが、一般の方々にも多数ご参加いただき、大変盛会になりました。事務局としてほっと胸をなでおろしています。基調講演、パネリスト報告も大変充実したもので、「正…

いよいよ第70回大会です

いよいよ明日です(正確には今日です)。何かと行き届きませんが、どうぞよろしくお願いいたします。特に今回は事務所が一斉休業中のため、会員の皆様の返信はがきや振替口座への入金の確認が行き届いていません。その点、皆様にはお手数をおかけするかもし…

岩佐先生手作りのお人形

8月20日(土)シンポジウムにおきまして、本会の発展にも大いにお力添えをいただいた学界の至宝・岩佐美代子先生お手作りのお人形を、岩佐先生のご好意で、ご希望の会員の方に差し上げる運びとなりました。差し上げる方法については会の開始後、事務局から…

範永集新注

8月20日のシンポジウムでは、ゲストスピーカーとして歴史物語研究の第一人者である加藤静子氏にご登壇いただきます。 そのご発表と密接にかかわるであろう近著が久保木哲夫氏・平安私家集研究会と共著である『範永集新注』です。 新知見に富む語釈・補説と、…

会員の皆様へ

会員の皆様にお願いです。8月20日(土)シンポジウムの出欠のはがきをご返信いただいていますが、明後日から大学事務所が一斉休業期間に入るため、それ以降のはがきの到着がかなり遅れる可能性が出て参りました。まことに申し訳ありませんが、特に懇親会に…

川村裕子氏『装いの王朝文化』

川村裕子氏『装いの王朝文化』(角川選書・2016年7月)が上梓されました。 難しいことを難しく書くのは易しいが、難しいことを易しく書くのは難しいとよく言われます。本著は川村裕子氏の装束をめぐる高度な考察が易しく(優しく)説かれています。読者は、…

日記文学研究誌第18号刊行

会員のみなさまのお手元には届いていると思いますが、「日記文学研究誌」第18号が刊行されました。昨夏のシンポジウムの内容を原稿化していただいた5編の論考と、4編の投稿論文(研究ノート)を掲載し、大変充実した内容になっています。本号には5月に急逝…

考えるシリーズⅡ③知の挑発 平安後期 頼通文化世界を考える

8月20日のシンポジウム「藤原頼通の文化世界」と関わりの深い和田律子・久下裕利氏編『考えるシリーズⅡ③知の挑発 平安後期 頼通文化世界を考える』(武蔵野書院)が上梓されました。執筆者一覧を見ても、このテーマを書くにふさわしい錚々たる精鋭ぞろいです…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨③

有馬義貴氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「作り物語の〈時代〉─『狭衣物語』成立の背景─」 『狭衣物語』の冒頭部には、源氏の宮を思慕する主人公狭衣の描写の後に、「この頃、堀川の大臣と聞こえさせて関白したまふは」云々という一文がみら…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨②

高橋由記氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「頼通時代の後宮文化 ─『四条宮下野集』とその周辺─」 後冷泉天皇の皇后寛子は、関白頼通四十五歳のときに生まれた実子で、唯一の女子である。隆姫女王所生ではないためか入内以前の寛子の動静は知れ…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨①

加藤静子氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「和歌宰領者としての頼通 ―和歌六人党藤原範永という視座から―」 頼通二度目の歌書蒐集に関係する「納和歌集等於平等院経蔵記」(惟宗孝言)は、延久三(一〇七一)年九月頼通八十歳の時のもの。「経…

8月20日シンポジウム基調講演要旨

和田律子氏による基調講演の要旨をご紹介します。 「藤原頼通の文化世界 ─文化発信と知の共有の基層─」 頼通文化世界は、個個の文化活動が、人的環境の連鎖のなかで享受者を意識し、先行作品および当代の清新なことばや発想の共有を前提に、世に提示されたとこ…

8月20日シンポジウムの趣旨です。

8月20日(土)シンポジウム「藤原頼通の時代と文化世界」の趣旨文をご紹介します。今回のシンポジウムを統括する、司会の横溝博氏が作成したものです。 『更級日記』の作者・菅原孝標女は、藤原頼通の時代を生きた人でした。藤原道長の息・頼通の時代は、後…

シンポジウム藤原頼通の時代と文化世界

第70回の節目の大会にふさわしく、必聴のシンポジウムになりました。 ぜひお出かけください!!来聴歓迎です。 日記文学会 第70回大会開催のお知らせ 2016年8月20日(土) 会 場 早稲田大学早稲田キャンパス3号館 運営委員会 一二・〇〇~一三・〇〇(3号館6…

次回日記文学会の日程

日記文学会の次回大会の日程が決まりました。8月20日(土)となりましたので、ご予定ください。通常の発表会ではなくシンポジウムを開催します。発表募集は行いませんので、ご注意ください。テーマなど詳細については、決まり次第ご報告します。

畠山大二郎氏の近刊『平安朝の文学と装束』

畠山大二郎氏の近刊『平安朝の文学と装束』(新典社・2016年2月)をご紹介します。多くの平安文学に関わる研究者、愛好者は、畠山氏といえば装束、とすぐに連想するのではないでしょうか。これはよく考えてみると、凄いことで、畠山氏が独自のフィールドで研…

斎藤菜穂子氏「『蜻蛉日記』安和の変直後の長精進と病臥」

近時、『蜻蛉日記』の安和の変前後の記事について新たな知見を公にしている斎藤菜穂子氏の論考(「『蜻蛉日記』安和の変直後の長精進と病臥―正五月と閏五月の対応―」「國學院大學紀要」第五四巻、2016年1月)をご紹介します。安和二年安和の変を 巡る記事は…

桜井宏徳氏「『栄花物語』続編における「書く」こと―正編との関わりを中心として―」

新年明けから多忙な日々が続きました。更新が滞りましたことをお詫びいたします。 桜井宏徳氏「『栄花物語』続編における「書く」こと―正編との関わりを中心として―」(文芸研究―文芸・言語・思想―(日本文芸研究会 編) 第179集 2015年3月)が公になりまし…