2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シンポジウム「藤原頼通時代と文化世界」

8月20日(土)のシンポジウムも無事終わりました。朝からの大雨でどうなるかと思っていましたが、一般の方々にも多数ご参加いただき、大変盛会になりました。事務局としてほっと胸をなでおろしています。基調講演、パネリスト報告も大変充実したもので、「正…

いよいよ第70回大会です

いよいよ明日です(正確には今日です)。何かと行き届きませんが、どうぞよろしくお願いいたします。特に今回は事務所が一斉休業中のため、会員の皆様の返信はがきや振替口座への入金の確認が行き届いていません。その点、皆様にはお手数をおかけするかもし…

岩佐先生手作りのお人形

8月20日(土)シンポジウムにおきまして、本会の発展にも大いにお力添えをいただいた学界の至宝・岩佐美代子先生お手作りのお人形を、岩佐先生のご好意で、ご希望の会員の方に差し上げる運びとなりました。差し上げる方法については会の開始後、事務局から…

範永集新注

8月20日のシンポジウムでは、ゲストスピーカーとして歴史物語研究の第一人者である加藤静子氏にご登壇いただきます。 そのご発表と密接にかかわるであろう近著が久保木哲夫氏・平安私家集研究会と共著である『範永集新注』です。 新知見に富む語釈・補説と、…

会員の皆様へ

会員の皆様にお願いです。8月20日(土)シンポジウムの出欠のはがきをご返信いただいていますが、明後日から大学事務所が一斉休業期間に入るため、それ以降のはがきの到着がかなり遅れる可能性が出て参りました。まことに申し訳ありませんが、特に懇親会に…

川村裕子氏『装いの王朝文化』

川村裕子氏『装いの王朝文化』(角川選書・2016年7月)が上梓されました。 難しいことを難しく書くのは易しいが、難しいことを易しく書くのは難しいとよく言われます。本著は川村裕子氏の装束をめぐる高度な考察が易しく(優しく)説かれています。読者は、…

日記文学研究誌第18号刊行

会員のみなさまのお手元には届いていると思いますが、「日記文学研究誌」第18号が刊行されました。昨夏のシンポジウムの内容を原稿化していただいた5編の論考と、4編の投稿論文(研究ノート)を掲載し、大変充実した内容になっています。本号には5月に急逝…

考えるシリーズⅡ③知の挑発 平安後期 頼通文化世界を考える

8月20日のシンポジウム「藤原頼通の文化世界」と関わりの深い和田律子・久下裕利氏編『考えるシリーズⅡ③知の挑発 平安後期 頼通文化世界を考える』(武蔵野書院)が上梓されました。執筆者一覧を見ても、このテーマを書くにふさわしい錚々たる精鋭ぞろいです…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨③

有馬義貴氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「作り物語の〈時代〉─『狭衣物語』成立の背景─」 『狭衣物語』の冒頭部には、源氏の宮を思慕する主人公狭衣の描写の後に、「この頃、堀川の大臣と聞こえさせて関白したまふは」云々という一文がみら…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨②

高橋由記氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「頼通時代の後宮文化 ─『四条宮下野集』とその周辺─」 後冷泉天皇の皇后寛子は、関白頼通四十五歳のときに生まれた実子で、唯一の女子である。隆姫女王所生ではないためか入内以前の寛子の動静は知れ…

8月20日シンポジウム・パネリスト報告要旨①

加藤静子氏によるパネリスト報告の要旨をご紹介します。 「和歌宰領者としての頼通 ―和歌六人党藤原範永という視座から―」 頼通二度目の歌書蒐集に関係する「納和歌集等於平等院経蔵記」(惟宗孝言)は、延久三(一〇七一)年九月頼通八十歳の時のもの。「経…

8月20日シンポジウム基調講演要旨

和田律子氏による基調講演の要旨をご紹介します。 「藤原頼通の文化世界 ─文化発信と知の共有の基層─」 頼通文化世界は、個個の文化活動が、人的環境の連鎖のなかで享受者を意識し、先行作品および当代の清新なことばや発想の共有を前提に、世に提示されたとこ…

8月20日シンポジウムの趣旨です。

8月20日(土)シンポジウム「藤原頼通の時代と文化世界」の趣旨文をご紹介します。今回のシンポジウムを統括する、司会の横溝博氏が作成したものです。 『更級日記』の作者・菅原孝標女は、藤原頼通の時代を生きた人でした。藤原道長の息・頼通の時代は、後…