10月1日(土)2日(日)国際研究集会「日本研究の現在(いま)」(学習院女子大学)

学習院女子大学で10月1日(土)2日(日)に、国際研究集会「日本研究の現在(いま)」が開催されます。1日は「日本史研究のコンテクスト」2日は「世界文学としての日本文学」です。2日の午後には「世界文学における更級日記:新訳の国際的評価をめぐって」というシンポジウムが開催されます。ソーニャ・アンツェン氏・伊藤守幸氏による画期的な新訳が上梓されたことで、今、『更級日記』に国際的な関心が寄せられています。この学術的にして正確な英訳の出現によって『更級日記』の享受の歴史が塗り替えられると言っても過言ではないでしょう。海外の第一線の研究者による報告は聞き逃せません。

◆日本研究の現在(いま) 
【日 時】 10月1日(土)13:00〜18:00 10月2日(日)10:30〜15:40
【場 所】 学習院女子大学 2号館2階222教室
 アクセス: http://www.gwc.gakushuin.ac.jp/about/access.html
【プログラム】
10月1日(土) 第I部「“日本史研究”のコンテクスト」
13:00〜15:10 趣旨説明 岩淵令治 学習院女子大学教授
・報告1「欧米における日本近世史研究―近世日朝関係史との出会い―」
 ロナルド・トビ イリノイ大学名誉教授
・報告2「フランスにおける日本研究の150年の歩みとその現状―日本史を中心に―」
 ギョーム・カレ フランス国立社会科学高等研究院准教授
15:30〜17:00
・報告3「韓国における日本史研究―地域史的観点からの接近―」
 朴 花珍 釜慶大学教授
・コメント1 世川祐多 パリ第7大学大学院博士課程
・コメント2 米谷均 学習院女子大学非常勤講師
17:15〜18:00 総合討論 司会: 岩淵令治 学習院女子大学教授

10月2日(日) 第II部「世界文学としての日本文学」
10:30〜11:40 趣旨説明 伊藤守幸 学習院女子大学教授
・講演「世界に開かれた日本文学: 宣教師と名文家」
 郭 南燕 国際日本文化研究センター准教授
13:10〜15:40
・シンポジウム「世界文学における更級日記: 新訳の国際的評価をめぐって」
13:10〜14:20
・報告1「新訳に対する批評的意見: 刊行後2年間の書評を中心に」
 ソーニャ・アンツェン トロント大学名誉教授
・報告2「WHAT’S IN A TITLE?: 題とは何か」
 リチャード・バウリング ケンブリッジ大学名誉教授
14:40〜15:40
・報告3「世界文学と日本: 更級日記の位置と英訳」
 クリスティーナ・ラフィン ブリティッシュ・コロンビア大学准教授
・総合討論 司会: 福家俊幸 早稲田大学教授
【主 催】 学習院女子大学国際文化交流学部
【協 力】 学習院女子大学国際学研究所