第83回大会案内

第83回大会を下記の要領にて開催いたします。

 

日  時:令和5年9月1日(金)14:00~16:40(予定)

場  所:早稲田大学早稲田キャンパス14号館604教室

     委員の方は13時にご参集ください。

 

※ オンラインでご参加予定の会員の方には、前日の午前中までに事務局までメールで

お知らせください。折り返し、ズームのURLをお知らせします。また当日参加の

会員のみなさまには、事務局の業務軽減のため、恐縮ですが、大会当日の会費の受付などは一切行いません。同封の振替用紙をご利用ください。またいまだ完全にコロナが終息していない中ですので、事前に懇親会の設定はいたしません。ご理解ください。なお、資料の準備の関係上、ご参加いただける会員のみなさまには事前にメールで出席のご連絡をいただけると助かります。

メールアドレス wnikkijimu@gmail.com

  • 会員外で、お近くに参加希望の方がいらしたら、事務局までご連絡ください。オンライン参加の場合は、ズームのURLをお送りします。

 

大会次第:(時間進行はあくまでも目安で変更の可能性があります)

13:00~13:30  運営委員会

14:00~14:05     開会の辞

14:05~14:30   研究発表➀

紫式部集』八六番歌八七番歌の紫式部の心意と「物や思ふ」と問うてきた人物をめぐって                                 田嶋知子

14:30~14:50   質疑応答

14:50~15:20   休憩

15:20~15:45     研究発表②

和泉式部日記』冒頭部分の一考察―橘の含意・伊勢物語第六十段・なぜ「香」より「声」か―                  早稲田大学高等学院  松島毅

15:45~16:05    質疑応答

16:05~16:35     総会

16:35~16:40     閉会の辞

12月18日第82回大会発表要旨

すでにご案内しておりますように、12月18日第82回大会はズームで開催されます。

以下、当日の発表要旨を掲載します(無断転載を禁じます)。

 

発表①『紫式部日記』における女房の敬称

        鷗友学園女子中学高等学校  大野 由貴

 『紫式部日記』には、六十名を超える女房が登場する。作者の同僚である、彰子や道長家に仕える女房が多いが、内裏の女房などの様子も書かれている。女房の登場の仕方はさまざまであり、作者との関わりの深さも異なっている。今まで、『紫式部日記』に登場する女房たちについては、それぞれの人物の描かれ方に着目した研究や、女房の実際の出自等の人物像に迫った研究などがなされてきた。特に、作者がそれぞれの女房にどのような目を向けていたかについては、本文中の表現から考察される機会も多かった。

 本発表では、「君」「おもと」といった女房への敬称を取り上げる。「君」は男性、女性の別にかかわらず広く用いられ、相手を敬って呼び表す呼称である。一方で「おもと」は、『紫式部日記』においてはほぼ女房に限定して用いられる敬称で、辞書類では親愛の意を含みもつ語だと説明されている。敬称は、語る人物(発話者や語り手など)からの敬意を示しており、言葉を発した人物の身分や価値観、考えを読み取る上で重要な指標となる。特に、日記文学作品における地の文の敬語や敬称は、作者自身の身分や他者への意識が大きく関わっていると考えられる。敬称の使われ方の差異を視座として、作者から同僚の女房たちに向けられた意識を考察したい。

 

発表②『源氏物語』における日記と手紙

           ―『紫式部日記』の消息部分を手がかりに―

              奈良教育大学  有馬 義貴

 『紫式部日記』のいわゆる消息部分については、本物の手紙が竄入したものとする見方や、手紙に仮託した方法とする見方などがある。実際にどうであったのかを断定的に述べることは難しいが、いずれにせよ、消息部分がそれ以外の部分と、異質な面を持ちながらも繋がりえているという点は興味深い。同一視できるというものではないが、日記と手紙には、親和性、類縁性などがあるのだろう。

 そのような日記と手紙の関係を意識しながら、『源氏物語』における「旅の御日記」(絵合・三七七頁。本文・頁数は小学館『新編日本古典文学全集』。以下も同様。)に注目してみたい。帝の御前での絵合において披露されたものであるが、「中宮ばかりには見せたてまつるべきものなり」(三七八頁)、「かの須磨、明石の二巻は、思すところありてとりまぜさせたまへりけり」(三八三頁)、「かの浦々の巻は中宮にさぶらはせたまへ」(三九一頁)とあるように、「絵合」巻では、藤壺に見せることへの意識が強調されているようでもある。そこには、日記に仮託した手紙といった趣も感じられよう。

 但し、当然ながら、それは手紙そのものというわけではない。日記と手紙とはいかに相似し、いかに相違しているのか。本発表では、物語中の手紙のありようにも注目しながら、日記と手紙の関係や、それを利用した『源氏物語』の方法などについて考えたい。

 

日記文学会第82回大会

日記文学会第82回大会開催案内

 

第82回大会を下記の要領にて開催いたします。前回に引き続き、オンライン(ライブ配信)開催となります。ご参加のほど、お願い申し上げます。

 

             記

日  時:令和4年12月18日(日)14:00~16:40(予定)

委員の方は13時にお入りください。それ以外の方は13時50分以降お入りください。  

*事前申し込みは不要です。

開催方法:オンライン開催(Zoom)

  

大会次第:

13:00~13:30  運営委員会(Zoom)

 

14:00~14:05     開会の辞

 

14:05~14:30   研究発表①

紫式部日記』における女房の敬称 

鷗友学園女子中学・高等学校 大野 由貴  

14:30~14:50   質疑応答

 

14:50~15:20   休憩

 

15:20~15:45     研究発表②

源氏物語』における日記と手紙

―『紫式部日記』の消息部分を手がかりに―

奈良教育大学 有馬 義貴

15:45~16:05    質疑応答

 

16:05~16:35     総会

 

16:35~16:40     閉会の辞

第82回大会 発表者募集のお知らせ

第82回大会を2022年12月18日(日)に、オンライン方式にて開催します。

研究発表を希望する方は下記の要領で、奮ってご応募ください。

※発表を希望する方は、要旨(六〇〇字以内)にお名前・ご所属・メールアドレスを

添えて、10月31日(月)までに、事務局にご郵送ください。

※発表希望はメールでも受け付けます。 (fukuya★waseda.jp) までお送りください。

その際、必ず受信確認の返信をいたしますが、

一週間返信がない場合は事務局に再度ご連絡ください。

 

日記文学会事務局

〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1

早稲田大学教育学部 福家俊幸研究室

03-5286-1566

事務局移転のお知らせ

事務局が、國學院大學から早稲田大学に移りました。

新入会希望・会員情報変更・会費確認等のお問い合わせは、今後、下記宛先へお願い申し上げます。

 

日記文学会事務局】

fukuya★waseda.jp

※「★」を「@」に変更してください。

169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1

早稲田大学教育学部 福家俊幸研究室

 

 

第81回大会(リモート開催)が終了しました。

第81回大会(リモート開催)が終了しました。

○事務局報告

1・基調報告に寄せられた全ての質問メールは、パネラー・司会者にお渡ししております。

2・運営委員会・選挙・総会が開かれ、議事がすべて承認を得ましたことをご報告いたします。

 

次回の大会日時、形式は未定です。詳細が決まり次第ご連絡致します。

日記文学会 第81回大会開催案内(リモート開催:zoom)

〈会員向け〉

①役員選出選挙が実施されます。

返信葉書(8月20日必着)の返送をお願いいたします。

 

②資料と「zoom」ID・パスコードは郵送物内

「リモート開催へ変更した場合の参加方法について」に記載してあります。

参加方法について不明な場合、メールにてご連絡ください。

会員外で参加希望の方も、上記メールにお問い合わせください。

 

【問い合わせ先】nikkibungakukai★gmail.com (日記文学会事務局)

        ※「★」を「@」に変えてください。